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いつもの食事にも、災害時にも活躍!時短で簡単 激ウマ防災レシピ

2024年7月に実施したマンション・ラボのアンケート結果(https://mlab.ne.jp/n/nef462bf468a8)では、防災対策として「飲料水・食料の備蓄」を行っているご家庭が多いことが分かりました。
身体と心の健康のためには、非常時でも、なるべくおいしい、満足感のある食事をとりたいもの。

そこで今回は、水や電気が止まっている状況でも、少ない材料や洗いものでつくれる激ウマレシピをご紹介します! 簡単・時短で普段の食事にも活躍しますので、ぜひお試しください♪

【レシピ考案・取材協力】

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越水一貴さん
料理がおいしいと評判のBAR 「SEVEN 'S ROOM」のマスター。丁寧な接客やサービスで、人気を博しています。

SEVEN 'S ROOM
東京都八王子市子安町1-11-10 サウスプラザ2F

公式アカウント https://www.facebook.com/7th-ROOM-684593085006100
関連記事 https://8dabe.com/2024/04/11/sevens-room-3/

レシピ① もむだけ!さば缶の簡単ディップ!

<調理道具>

フリーザーバッグ、またはポリ袋

<材料 3人分>

カットトマト缶 60g
さばの水煮缶 1缶 ※汁は除く
みじんぎりにした玉ねぎ 1/10個程度 ※なくても可
塩、こしょう 少々
パンやトルティーヤ、ポテトチップスなど 適量

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<作り方>

1.フリーザーバッグの中にすべての材料を入れて、手でもんで混ぜる。

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2.完成! パン、またはトルティーヤ、ポテトチップス等、チップ系のお菓子にディップしていただきます。

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<ポイント!>

  • フリーザーバッグを手でもみこむだけなので、お子さんも楽しくお手伝いできます。

  • お好みで、チューブのおろしにんにく、粉チーズ、マヨネーズ、カレー粉などを加えてもおいしく召し上がれます。

作り方の動画はこちら!

【実食!編集部コメント】

  • トマトや玉ねぎがみずみずしく、魚臭さを感じませんでした。パンはもちろん、ポテトチップスやトルティーヤにのせるとパーティー感があって、わいわい楽しみながら食べられそうです。

  • お子さんの好き嫌いにあわせて、たとえば玉ねぎは抜いてチューブのおろしにんにくを入れたり、マヨネーズ、カレー粉など、その時家にある調味料で味変できたりする点も優秀だと思いました。

  • 洗いものが少なく、5分程度でできてしまうので、いつもの食事にプラスしたり、おつまみが足りないときにサッとつくったりしてもよさそうです。

レシピ② 牛乳・生クリーム不使用!ローマ風カルボナーラ

<調理道具>

ボウル、トングまたは菜ばし、カセットガスコンロ、フライパン

<材料 1人分>

卵黄 2個
粉チーズ 20g
ベーコン、またはスパムなど 50g
パスタ 100g
水 300CC程度 ※パスタをゆでる用の水なので、ゆで時間やフライパンの大きさによって増やしてください。
オリーブオイル、またはサラダ油 大さじ1
塩、こしょう 少々

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<作り方>

1.ボウルに卵黄、粉チーズ、塩、こしょうを入れ、混ぜる

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2.フライパンに油、ベーコン(またはスパム)を入れて焼く。焦げ目がついたら1のボウルに入れる。

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3.2のフライパンを洗わずに水と塩を入れ、沸騰したらパスタを入れてゆでる。規定のゆで時間より早め(少し芯の残る程度)に火を止め、フライパンをあおってパスタを少し冷ます。

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4.3のパスタをボウルに入れてよく混ぜ、塩、こしょうで味をととのえる。

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5.完成!

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<ポイント!>

  • パスタは規定のゆで時間より早めに火を止めるのがポイントです。ゆで時間によってタイミングが異なるので、味見をしてみて少し芯が残るくらいがベストです。

  • ゆであがったばかりのパスタをボウルに入れると、卵黄が固まってしまう可能性があります。フライパンをあおったり、パスタをトングで持ちあげるなどして少し冷ましてから入れましょう。

作り方の動画はこちら!

【実食!編集部コメント】

  • 生クリームや牛乳を使っていないのに、濃厚でおいしい!ボウルに入れて混ぜるだけなので失敗しにくい点も好評価です。

  • フライパンひとつでできるので、カセットガスコンロでも調理しやすいところがよいと思います。洗いものが少なく、子どもから大人まで好きな味なので、いつもの定番レシピに加えたいです。

  • あたたかくて、炭水化物に卵黄、お肉とエネルギーも高そう。災害時にこれが食べられたら元気が出ると思います。

「防災レシピ」考案を通して

BARのマスターとして、さまざまなメニューをつくりだしてきた越水さんですが、「防災レシピ」というくくりで考えたのは今回が初めてだといいます。どのようなコンセプトでつくられたのか、お話をうかがいました。

「今回のレシピは、『いつもの食事にも活用できるような、時短レシピ』という観点で考えました。まず、洗いものが少ないこと。ある程度ご家庭で常備していそうな材料でつくれること。そして災害時には気が滅入ることも多いと思うので、少しでも食事の時間を明るく、楽しくできるメニューをご紹介したいと思いました。」

「ちょうどレシピを考えているときに、お客さまから『子どもも楽しめるように、お菓子が使えるレシピが知りたい!』というリクエストがあったんです。皆さんそれぞれ、災害に対して日々思うところがあるんだなと感じました。私も、緊急時におけるお客さまの安全確保については日ごろから心がけていますが、今回のレシピ作成を通して、改めて『災害』を身近なものとして考えるきっかけになりました」

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【編集部コメント】

「日常的に使っているものを災害時に役立てる」という考え方を「フェーズフリー防災」といいます。たとえばいつも持ち歩いているモバイルバッテリーや、趣味で使っているキャンプ用品など、日常でつかっている商品やサービスを災害時にも活用し、どちらの状態のときでも安心して生活ができるように目指していこう、という概念になります。

今回越水さんが紹介してくださったレシピも、まさにこの「フェーズフリー」の考え方に合致しているのではないでしょうか。「防災」と聞くと非常時のみ活躍するイメージかもしれませんが、いつもご家庭にある材料でカンタンにつくることができますので、「今日は洗いものを少なくしたい」「子どもと一緒に楽しくつくりたい」といったときに、ぜひ取り入れてみてください!

ちなみに、東京都でも、災害時にきっと役立つ、材料、時間、手間は最小限の「生き残るためのレシピ」を公開しています。
 
■料理研究家リュウジが教える 温かいものでカロリーをとって生き残れ!防災サバイバルレシピ

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